プログラミングの勉強をしてみたいんだけどお金かかるんでしょ?
プログラミングスクールとか、技術書とか高いし、挫折した時のリスクが高いから始めにくいな
今回は、このような方に向けて、少額でプログラミングを効率よく勉強する方法をご紹介していこうと思います。
実は私も、プログラミングの勉強を始める際に、「勉強したいけれど、なんか勉強コストが高いからまた今度にしよ」といったようにプログラミングの勉強をコストがかかるからといった理由で進んで出来ずにいました。
なので、そのような経験を活かして皆さんには、すぐにでもプログラミングの勉強を始められるようにリスクの少ない・コストのかからない勉強方法をお伝えしていきます。
お金をあまりかけずにプログラミングを学びたいという方は、本記事を見てぜひ実践してみましょう。
少額でプログラミングを勉強するための学習ロードマップ
では、早速ですが少額でプログラミングを勉強するための学習ロードマップをご紹介していこうと思います。
本記事で紹介する学習ロードマップに沿って勉強をすれば、3000円程度で一つの言語をほぼ完全に習得し、自分のポートフォリオ(作品)が作れるようになります。
技術書1冊3000円、プログラミングスクール1か月10万円と比較すると、今回紹介するロードマップがいかに少額で多くのことを学べるのかがわかると思います。
紹介するロードマップは以下の通りです。
学習ロードマップ
- Twitterを始める
- Progateで学習開始
- Udemy購入
- Udemyの講義内でサンプル作品を作る
- 独自の作品を作る
以下で、詳しく紹介していきますね。
①:Twitterを始める
「プログラミング勉強のロードマップなのに、いきなりSNSを始めろってどういうこと?」と思った方もいるかもしれませんが、独学でプログラミングを学ぶ際に、SNSのアカウント作成は必須です。
なぜなら、モチベーションが思ったように続かないからです。
SNSを用いて日々の学習状況を発信したり、初心者同士で情報を交換したり、上級者のアドバイスを受けたりすることによって、学習の効率アップ・モチベーションアップにつなげることができます。
すでにTwitterのアカウントは持っているといった方も、プログラミング勉強用のアカウントを作ってみるとより良いです。
②:Progateで学習開始
Twitterのアカウント作成が完了したら、いよいよプログラミング勉強のスタートです。
学習したい言語をあらかじめ決めておいて、Progateで学習を開始しましょう。
ちなみに、「プログラミング言語についてよくわからない」「どの言語を勉強すればよいかわからない」といった方は、以下の記事を参考にしてみてください。
言語がある程度決まったら、Progateの無料版で学習を開始します。
以下のボタンをタップすると、Progateのサイトに飛ぶので気になる方は見てみましょう。
また、Progateを使用する際の注意点ですが、以下の手順で学習に取り組むようにしてください。
Progateの学習手順
- 無料版で学んでみたい言語のコースを受けてみる
→自分に向いていない・興味がわかないと思ったら②に進む
→自分に向いている・興味がわいたと思ったら③に進む
- 他の言語のコースを受けてみる(①に戻る)
- 有料版に変更して、1カ月間短期集中でそのコースを学習する
- もし1カ月以内にそのコースが終了してしまった場合は、もう一度同じように繰り返し学習する(2週まで)
- ④が終わってまだ時間が余るようならば、『CommandLine』『Git』について学習する。
(どんな種類のエンジニアにとっても必須なので)
上記の手順で学習を進めることで、一つの言語の基礎がたったの1000円で身につきます。
ポイントは短期集中で行うといったところなので、まとまった時間が取れる時期に取り組むと良いと思います。
③:Udemy購入
Progateで一通り学びたい言語の学習を終えたら、続いてUdemyを用いてより実践的な知識・技術を身に着けていきましょう。
ここでUdemyとは、プログラミング学習をサポートしてくれる動画教材のことです。
さまざまな言語の動画を購入することが出来るので、プログラミングの勉強をする際には最適です。
また、気になった点は直接講師の方に質問を投げることが出来るので、講義内容に対する疑問もすぐに解決することが出来ます。
Udemyは、1つのコースで約2000円程度なので、他のプログラミング学習教材と比較するとお得感がすごいところも魅力です。
ちなみに、Udemyに関する詳しい説明や、Pythonおすすめ講座に関しては以下の記事に載せているので、Pythonを学んでみたいといった方は特に参考にしてみてください。
④:指示に従って作品を作る
ここからは、購入したUdemyのコースによって多少異なると思うのですが、Udemyのコースには最後に演習として『成果物を一緒に作ってみよう』といった講座が設けられていることが多いです。
まずはコースを完遂して、この成果物を講師の方と同じように作成してみましょう。
実際に成果物を作ることを目標に講義を受けていると、うまくモチベーションが保てておすすめなので、成果物を作る工程のある講義を選ぶのもおすすめです。
また、初めの段階では「こんな成果物自分で1から作るなんて無理だよ」「このコード何やってるかいまいちだな」と思う箇所がいくつかあると思いますが、とりあえずある程度目を瞑って完成まで突っ走りましょう。
実際にモノを作るという工程が大切です。
⑤:独自の作品を作る
④まで終わったら、プログラミングの基礎はばっちりで、サンプル成果物まで作った状態となります。
ここまで来れたら、後はサンプル成果物をもとに独自の作品を作ってみましょう。
「サンプル成果物って言っても、Udemy講師の方のコードをただ真似ただけだし、まだ自分だけでは到底作れないよ」と思うかもしれませんが、別に1から独自の作品を考えて作れと言っているわけではありません。
もちろん、最終的にはそれが理想なのですが、それが最初からできる人は限られたごくわずかの天才じゃないですかね。
自分はもちろん無理でした!
なので、最初のうちはサンプル成果物に何か新しい機能を付け加えてみたり、サンプル成果物の機能を少し変更してみたりして、徐々に自分のオリジナル成果物へとアレンジしていきましょう。
これを繰り返していると次第に、その言語への理解がさらに深まり、気付けば自分で成果物を作れるようになっているはずです。
また、独自の成果物を作ることが出来れば、就職や転職の際に非常に役に立ちます。
将来のためにも、プログラミングの勉強を始めて、成果物を作って企業に評価されるような人材になりましょう。
プログラミングスクールとの比較
ロードマップの説明を一通り終えたところで、他の学習方法との比較を行いたいと思います。
まずは、プログラミングスクールとの比較についてです。
プログラミングスクールと比較した時のメリット・デメリットは以下の通りとなっています。
以下で詳しく説明していきます。
メリット①:学習コストが低い
まずメリットとして第一に挙げられるのが、学習コストが低いことですね。
これを売りにしているので当たり前なんですが、学習コストには雲泥の差があります。
プログラミングスクールは入会費のみで1万円ほどかかってしまうので、正直入会費で上記学習ロードマップを完遂することが可能です。
プログラミングの勉強にそこまでお金はかけられない・挫折した時のリスクが怖いといった方は断然上記ロードマップを使用することをおすすめします。
メリット②:好きな時に好きな場所で学べる
続いて、2つ目のメリットは好きな時に好きな場所で学べることです。
例えば、プログラミングスクールですと基本的に決められた時間に決められた場所で講義を受けることが多いですよね。
これだと隙間時間に講義を受けたり、家でのんびりしながら講義を受けたりすることが出来ません。
しかし、上記学習ロードマップで紹介した学習方法ですと、パソコンさえあればいつでもどこでも学習を行うことが出来ます。
通学・通勤時間や寝る前の時間など好きな時に好きなだけ学べるといった点はとても良いですね。
メリット③:学習内容の変更が容易
最後に、3つ目のメリットは学習内容の変更が容易といったことです。
通常、プログラミングスクールでコースを決めて入塾してしまうと、「合わないかも」と感じていてもなかなかやめにくいですよね。
また、コースの変更もそんなにコロコロできるものではありません。
その点、上記学習ロードマップの方はどうでしょうか。
例えば、Progate無料版で学習を進めているときに、「この言語あんま好きじゃないな」とか「気分が変わったからpythonからRubyに変更してみよう」とか何のリスクもなしに瞬時にできてしまいます。
この学習内容変更の手軽さがプログラミングスクールにはない良いところですね。
また、初期費用がほぼ0なのでやめるという選択をしやすいのも上記学習ロードマップの特徴です。
デメリット①:なんでも相談できるような相手がいない
プログラミングスクールでは、高額なお金を払うだけあってサポート体制は万全ですが、もちろん上記ロードマップは独学での学習になるため、何でもかんでも相談できるような相手を作るのが難しかったりします。
身近にプログラミングに精通している人がいればいいんですけどそんな都合よくいかないんですよね。
何か困ったことがあったら、Udemyの講座関連のことはUdemyの講師に、それ以外のことはGoogleやSNSで聞くようにしましょう。
デメリット②:モチベーション維持が難しい
紹介したロードマップの中で、モチベーション維持のためにSNSを始めましょうと言ったのですが、それはこのデメリットを軽減するためです。
プログラミングスクールに通うと、もちろんプログラミング習得に向けて努力している仲間が勝手にできます。
高額なお金を払ってスクールに通っているため、皆さん志が高くて、お互いに切磋琢磨しながら学習できるため、モチベーションが落ちにくいんですよね。
その点独学での学習は孤独との戦いです。
そのため、早めにSNSを使って少しでも輪を広げておきましょう。
デメリット③:挫折しやすい
独学でプログラミングを勉強していてもわからない箇所があると、どうしても挫折してしまいがちです。
プログラミングでは一つの正解を見つけるのに余裕で数時間かかってしまうといったことが多々あるので、挫折してしまうのも無理はありません。
なので、まず初めは独学でお金をかけずに勉強をしてみてどうしても挫折してしまうということになったら、スクール利用を検討することをおすすめします。
本での学習との比較
続いて、本での学習との比較についてです。
本での学習と比較した時のメリット・デメリットは以下の通りとなっています。
以下で詳しく説明していきます。
メリット①:手を動かしながら学べる
プログラミングを学習する際には、ただ知識を闇雲にインプットするのではなく、手を動かしながら学ぶことが大切です。
上記学習ロードマップでは、Progateのような学習サイトの利用を推奨しているので、手を動かしながら学びやすいです。
逆に本を使った学習方法では、本を読んで知識をつけて、章の終わりにある演習問題等を解くことになると思うのですが、オンラインの教材に比べるとどうしても、利便性は劣ってしまいます。
そのため、学習効率も落ちてしまうんですね。
メリット②:実用的な成果物が作れる
本を用いた学習方法ですと、知識をただひたすらに学んでいき、成果物を作るといったフェーズがないものが多いです。
もちろん、成果物を作るに至る本もあるのですが、そういった本にはその言語の基礎的な知識があまり載っていないことが多いので複数の本を購入しなくてはならなくなり、コストがかかります。
その一方で、上記ロードマップではたった3000円(Progate1000円、Udemy2000円)で基礎的な知識から実用的な成果物を作る技術までを得ることが出来ます。
ここが、上記ロードマップの本にはないメリットです。
メリット③:挫折しにくい
そして3つ目のメリットは挫折しにくいということです。
先ほどの、プログラミングスクールとの比較の際には、デメリットの方に『挫折しやすい』といった項目が入っていたと思うのですが、本での学習に比べると挫折率はかなり低いと思います。
SNSを用いた仲間作りもできますし、Udemyを用いて講師に質問を投げかけることもできます。
さらには、本を用いた学習よりも、動画や学習サイトを用いたほうが初心者にとってわかりやすいことが多いです。
なので、本に比べると上記ロードマップは挫折しにくいというメリットがあります。
デメリット①:網羅的に学ぶことが出来ないこともある
本を用いると、基本的にはそれ一冊で完結しているものが多いので、学ぶ言語の知識を網羅的に学べるといったメリットがあります。
一方、上記で紹介したロードマップですと、Progateを用いて基礎的な知識の確認やUdemyを用いて実践的な技術の習得はできるのですが、これだけでその言語を網羅的に学べているかと言われるとそうではありません。
選択するUdemyの講座によっては、成果物を作るために必要最低限の知識しか説明していないといったものも少なくないのです。
なので、網羅的に学べるかどうかといった観点で議論をすれば、本での学習の方に軍配が上がるでしょう。
まとめ
今回は、なるべくお金をかけずにプログラミングを勉強したい人向けに、学習ロードマップを紹介してきたのですがいかがだったでしょうか。
3000円で、一つの言語をほぼ学べて独自の成果物まで作れるって、今の時代すごいですよね。
また、後半では他の学習方法との比較を行ってきました。
簡単にまとめると以下のような感じです。
他の勉強法との比較まとめ
- 初めは学習ロードマップに従って学習をしてみて、挫折をしたらプログラミングスクールを検討
- 本での学習はあまりメリットがないので、非推奨
本記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。