プログラミング

【47選】絶対に知っておくべきプログラミング用語一覧

本記事では、プログラミングを学習するうえで絶対に知っておくべき用語を一覧でご紹介していこうと思います。

世に出回っているプログラミングの記事や教材はどれもプログラミング用語だらけ、、

知りたいけどいちいち調べるのはめんどくさい

本記事では、主にこのような方に向けた記事となっているため、基本的な用語をとことんわかりやすく説明しています。
また、プログラミングの勉強をある程度進めた方でも、わからない単語が出てきたり単語の意味を忘れてしまうことありますよね。
そのような方も是非この記事を辞書代わりに用いてもらえればよいと思います。

プログラミングを始めようと思っている方や、プログラミングを始めて間もない方には必須の知識となってくるので、ぜひこの機会に一気に確認してしまいましょう。

この記事でわかること

  • コードを書く時に使用する用語の意味
  • プログラミングに関する用語の意味

 コードを書く時に使用する用語

まずは、コードを書く時に使用する用語についてです。
これらを知らないと、プログラミングに関する記事を見ていても「?」となってしまうので、一通り目を通しておきましょう。

変数

数値や文字などを入れる入れ物のようなものです。
値を入れておく箱だと思ってもらえれば大丈夫です。

ちなみに『変数』という名前は、変数の箱の中身が自由に変えられるといったところから来ています。

静的変数

よくプログラミングの世界では静的という言葉を目にするのですが、静的とは動かない、つまり変化しないもののことを指します。

なので、静的変数とは変数なんだけど最初から最後まで中身が変化しないといった変わり者になっています。
ちなみに、名前さえ同じであればファイルのどこで呼び出しても同じ値を示すので、一生中身の値を保持し続けるイメージですね。

動的変数

動的とは、先ほどの静的とは逆で動く、つまり変化するもののことを指します。

なので、動的変数とは中身が変化するような変数になっています。
皆さんがイメージする変数っておおよそこっちですよね。

文字列

複数の文字を一つにまとめたものを文字の列なので、文字列と呼んだりしています。
ちなみに、ここでいう文字とは『a』『b』みたいなアルファベットのことです。

なので、『apple』や『abcdefg』は文字列ということになります。

定数

定数とは、変数の逆で値が変化しない数のことです。

ここまで聞くと静的変数と同じなのですが、定数の場合はファイルのどこで呼び出しても同じ値を返すなんてことはありません。なので、静的変数の方がより『変わらない力』が強いと思っておいてもらえれば大丈夫です。

代入

変数や定数が用意している箱に何かしらの値を入れることです。

数学の世界でもよく使われている用語なので、聞きなじみがある方も多いのではないでしょうか。

# aという変数に1を代入
a = 1


真理値(ブール値)

真か偽のどちらかが入っている値のことです。

似ている意味の言葉として『数値』というものがありますが、数値というのは『1,2,3,4,5,6,7,8,9...』といった数字が入っている値のことですよね。

真理値というのは、この数字が真or偽に変化しただけです。

ちなみに、プログラミングの世界ではかっこよくブール値と呼ぶこともあります。

変数の型

変数の型とは、簡単に説明すると変数の種類のようなものです。

プログラムの中では、各変数に型というものが設定されていて、それぞれの変数の箱に入れる値に制限があるといった感じですね。

この後いくつかの型を紹介しているので、参考にしてみてください。

int型

変数の型の一種です。

整数を入れることの出来る変数のことを、int型の変数と言います。

float型

変数の型の一種です。

有効数字が小さい小数を入れることのできる変数のことを、float型の変数と言います。

double型

変数の型の一種です。

有効数字が大きい小数を入れることのできる変数のことを、double型の変数と言います。

bool型

変数の型の一種です。

真理値を入れることのできる変数のことを、bool型の変数と言います。

char型

変数の型の一種です。

文字(1文字)を入れることのできる変数のことを、char型の変数と言います。

string型

変数の型の一種です。

文字列を入れることのできる変数のことを、string型の変数と言います。

null

nullとは、プログラミングの世界で「何もないよ」を表す単語になっています。

例えば、何も代入されていない変数があったとします。
その中身をプログラミングを用いて見ることにしました。
何かしらの値が入っていれば、プログラムが「○○が入っていたよ」と教えてくれるのですが、何も入っていない場合は「何も入っていないよ」と教えてくれます。

その「何も吐いていないよ」を表すのが『null』という単語です。

宣言

宣言とは、「今からint型のappleという名前の変数を作るね」といった変数の名前や型をコンピュータに教えてあげることです。

先ほど変数のことを「値を入れることのできる箱」という風に表現しましたが、宣言というのは「その箱を用意すること」です。

ちなみに変数を使用する際には、必ず宣言を最初に行う必要があります。
なぜなら、コンピュータがその変数が何なのかを理解できないからです。
宣言を使ってコンピュータにわかりやすく知らせているんですね。

演算

演算とは、数値同士で計算を行うことです。
プログラミングの世界では、このような現象のことを計算ではなく演算と表現することが多いです。

もちろん数値以外での計算やそのほかの処理も演算と呼んだりするのですが、そこらへんはまたプログラミングを勉強していく中で覚えていけばよいと思います。

演算子

演算子とは、演算を行う記号のことです。

具体的な例を挙げると『+』とか『ー』とかがそれに当たります。
これもプログラミングを学習しているうちにかなり多くのものに演算子に出会うと思うので、演算子と言われたら演算を行う記号のことなんだなと思ってください。

配列

先ほど変数のことを『値を入れておく箱』と表現したのですが、配列とはこの箱の集まりのことを指します。
要するに、変数をたくさん集めたものが配列というわけです。

a # 変数
a[5] # 配列

配列は上記コードのように配列名に[]をつけて表現します。
[]の中にある数字は箱の個数を表しているので、この配列は5つの箱がくっついてできているといった感じです。

また、各箱に値を入れるためには以下のようなコードを書く必要があります。

a[0] = 1
a[1] = 2
a[2] = 3

これで、aという配列の一番初めの箱に1,二番目の箱に2,三番目の箱に3が代入されたことになりました。
ちなみに、[]の中の数字は添え字と言って0から始まるので注意しましょう。

条件分岐処理

条件を満たすかどうかで内容を変更する処理のことを条件分岐処理と言ったりします。

例えば、もし変数aの値が正だったらAという処理を行い、もし変数aの値が負だったらBの処理を行うといった感じです。

条件分岐処理は色々な言語で用いられるので、覚えておきましょう。

関数

関数という言葉も多くの人が聞いたことがあると思います。
数学で使用しますよね。

基本的にはあれをイメージしてもらえればよいです。

どういったものか一言で述べるとすると「何か値を入れると、何かの結果を返してくれる部品」ですかね。

数学の関数もそうだと思います。

例えば『y = x』という関数のxの部分に1を入れると1が、2を入れると2が返ってきますよね。
そんなイメージを持ってもらえれば大丈夫です。

引数

引数とは先ほどの関数とともに使われる言葉で、関数に入れる値のことを指します。

また、引数が複数必要な関数もあり、一個目の引数を第一引数、二個目の引数を第二引数なんて言ったりします。

戻り値

こちらも関数とともに使われる言葉で、関数が返す値のことを指します。

何か関数に引数を与えて、その引数に応じて関数が返す値が戻り値です。

再帰呼び出し

再帰呼び出しとは、関数の中で同じ関数を呼び出すことです。

少しイメージしにくいかもしれないのでコードを用いて説明します。

# 関数f(x)
f(x) {
x * f (x-1)
}

こちら何をしているのかというと、f(x)という関数を定義してその関数がどういったものなのかを{}の中で説明しています。このコードでは、関数f(x)は階乗を表現していることになります。

f(3) = 3 * 2 * 1
f(4) = 4 * 3 * 2 * 1 のような感じで。

このような階乗を表現する関数を記述するときに、f(x-1)というものを関数の中で呼び出してますよね。
これが再帰呼び出しと呼ばれるものです。

コメント

コメントとは、コンピュータには見えない人間用に書いたメモのようなものです。

プログラミングのコードを複数人で書く時や、とても長いプログラミングのコードを書かなければいけないとき、ただ闇雲にコードだけを書いてしまったら、後から見て何が何だか分からなくなってしまいます。

そんな時に使えるのがこのコメントというやつです。

コメントはコンピュータには見えないメモのことなので、書いても書いてもプログラミングに影響することなく、人間用にメモを残すことが出来ます。

私も記事で皆さんにコードを説明するときによく使用します。

コメントアウト

コメントアウトとは、一部のコードをコメントにすることです。

どういう時に使うかと言いますと、例えばあるプログラミングのコードを書いていてエラーが起きたとします。
しかし、プログラミングのコードが長すぎるがあまりにどこを間違えてしまったのかわかりません。
なので原因となりそうなコードを一つずつコメントアウトしていって、プログラムが正常に動くかどうかを確かめます。
エラーがなくなったら、その時コメントアウトしていたコードがエラーの原因ということがわかりますよね。

また、コメントアウトは「このコードどっかでまた使いそうだけど、今はいらないな」って時にも使用出来たりします。
またいつか使いそうだなというコードを消してしまうと後で後悔しかねないので、そういった時はコメントアウトの出番ですね。

ポインタ変数

実は、プログラミングで使われる各変数には住所のようなものが存在します。
先ほど「変数は値を入れることのできる箱ですよ」と表現したのですが、変数を宣言するとその箱がある位置に用意されます。
その位置のことを個々では住所と呼ぶことにしましょう。

もちろん、二つ目の変数を宣言すると二つ目の箱が用意されるため、一つ目の箱とは別の位置に箱が用意されます。
このように各変数には変数ごとの住所が存在するんですね。

その住所を入れておく箱のことをポインタ変数と呼びます。

プロット

こちらはグラフを作成する際に使用する用語となっています。

日本語に訳すと『打点』という意味があり、例えば散布図などの点を打ったり、関数を作成するためにいくつかの点を平面上に打ったりすることを「プロットする」と表現します。

 プログラミングに関する用語

続いては、プログラミングに関する用語の説明です。
プログラミングの勉強をしているとよく聞く用語ばかりなので知らないものがある方はぜひ参考にしてみてください。

プログラミング言語

コードを書いてコンピュータに何かしらの命令を下すことをプログラミング、その命令を下すために使用される言語のことをプログラミング言語と言います。

ちなみに私たち人間が普段使用している言語は、「日本語」「英語」「フランス語」と様々な種類のものがありますが、プログラミング言語もそれと同じように、たくさんの種類があります。

高級言語

プログラミング言語の中でも、人間に寄り添って作られている言語のことを高級言語と言います。
恐らく皆さんが普段使っている・これから使うであろう言語は高級言語にあたると思います。

しかし、人間に寄り添って作られているということは裏を返すとコンピュータには扱いにくい言語となっています。なので、人間が高級言語を使ってコンピュータに命令を下そうとすると、人間は楽だけどコンピュータからしたら大変といった状態になってしまうんですね。

低級言語

プログラミング言語の中でも、コンピュータに寄り添って作られている言語のことを低級言語と言います。
こちらは、人間には理解しがたいので恐らく低級言語を使用する機会は、高級言語に比べるとだいぶ少ないと思います。

なので、低級言語で人間がコンピュータに命令を下そうとすると、人間は大変だけどコンピュータからしたら楽といった状態になってしまいます。

コンパイラ・インタプリタ

先ほど高級言語と低級言語について説明しましたが、どちらを使用しても人間またはコンピュータに負荷をかけてしまうため、どっち使えばいいの?ってことになりますよね。

この問題を解決するのが、コンパイラやインタプリタです。

コンパイラやインタプリタはいわゆる翻訳者のようなもので、高級言語を低級言語に翻訳してコンピュータに伝えるといった役割を担っています。
なので基本的には、人間が高級言語で記述したコードを、コンパイラやインタプリタを用いて低級言語に翻訳して、コンピュータに読み込ませるといった流れになります。

ちなみに、使用する高級言語によって使用する翻訳者も変えなくてはならないため、コンパイラとインタプリタといった二人の翻訳者が存在しているといった感じですね。

ソースコード

人間が書いたコードのことです。

もう少し詳しく説明すると、先ほど高級言語を翻訳して低級言語に変えてからコンピュータに伝えるといった話があったと思うのですが、人間が高級言語を用いて書いたコードのことをソースコードと呼びます。

バイナリーコード

こちらは、先ほどのソースコードとは打って変わってコンピュータが理解しやすいように翻訳された後のコードのことです。

実行ファイル

中身がバイナリーコードで記述されているようなファイルのことです。

要するに、人間が中身を見ても意味が分からないけれど、コンピュータからすると理解しやすいファイルです。
コンピュータが人間から下された命令を実行する直前のファイルのことなので、実行ファイルと呼んだりしています。

エディタ

エディタとは、何かを編集するときに使うソフトのことです。

特にプログラミングの世界でエディタというと、プログラミングを書く際に使用するツールのことを指します。

このエディタにプログラムを書いて、コンピュータに読み取らせるといった感じですね。

開発環境

開発環境とは、読んで字のごとく開発を行うための環境のことです。

例えば、有名なプログラミング言語にC言語というものがありますが、C言語を使ってコードを書いてコンピュータに命令を下すことのできる環境のことをC言語の開発環境が整っていると言ったりするんですね。

環境構築

開発環境を作ることです。

プログラミングの勉強を実際に行う際はまずここから始めて、環境構築を行った後にやっとプログラミングを使って様々なことが行えるといった感じになります。

バージョン管理

バージョン管理とは、ファイルの変更履歴を管理することです。

例えば、プログラミングを日々行っていると、ファイルの内容はその都度変わっていきます。
この変わっていく履歴を管理することで過去の変更を元に戻せたり、過去に行った作業を確認したりすることが出来るんですね。

これがバージョン管理の利点です。

ファイル形式

ファイルの種類のことです。

コンピュータの世界では、テキストが入っているファイルや、画像が入っているファイル、動画が入っているファイルなど様々な種類のファイルを扱うことになります。
もちろん、C言語というプログラミング言語で記述されたコードが入っているファイルや、Javaというプログラミング言語で記述されたコードが入っているファイルなども種類が異なるので場合分けされます。

このようなファイルの種類のことをファイル形式と呼び、テキストが入っているファイルはtxtファイル、Javaで記述されたコードが入っているファイルはJavaファイルなんて読んだりします。

拡張子

ファイルの名前の後ろについている『.txt』『.jpeg』『.pdf』みたいなやつです。
見たことある方も多いんではないでしょうか。

これらは、すべてファイルの種類を表しており、各ファイルがどのような種類なのかを人間やコンピュータが瞬時に理解できるように付けているタグのようなものです。

ファイルパス

ファイルの置いてある場所を示す言葉です。

もう少し詳しく説明すると、「ファイルの置いてある場所を示す情報」+「ファイルの名前」のことです。

実行

書いたコードをコンピュータに読み取らせることです。

実行することでコンピュータが何かしらの動作をしてくれます。

バグ

バグとは、プログラムのコード内にある不具合のことです。

バグがあるとうまくプログラムを実行することが出来ないためエラーが発生してしまいます。

デバッグ

デバッグとは、プログラムのコード内にあるバグを探して取り除くことです。

このデバッグをしないとバグがあるプログラムは動かなくなってしまうため、バグが発生したら必ず行ってあげる必要があります。

モジュール

モジュールとは、ある動作を行うことが出来るプログラムの部品のことを言います。

ちなみに、モジュールは複数個組み合わせることによって大きな成果を得ることが出来ますが、モジュール単体でも動作させることが出来ます。

ライブラリ

ライブラリとは、複数の機能を持ったプログラムをまとめて部品化したものであり、それ単体で使用することはありません。

基本的には、他のプログラムから呼び出されて、そのプログラムの一部として動作します。

たくさんの機能を持っているので、その機能のうちの一部を随時ほかのプログラムに提供するイメージですね。

 まとめ

ここまで、たくさんの用語に関する説明を行ってきましたが、いかがだったでしょうか。
この記事で紹介した用語はどれも、プログラミングを勉強するうえで必須となってくる知識になります。

いずれすべて覚えなくてはいけませんが、正直暗記する必要はありません。

プログラミングの勉強をしていて「これどういう意味だっけ」となった時に、この記事を訪れて意味を再確認していく中で徐々に覚えていってもらえたらよいと思います。
なんせ、プログラミングにはパソコンはつきものなのですぐ調べられますもんね。

ということで、この記事が少しでも皆さんの参考になることを願っています。

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