塾講師と家庭教師って、掛け持ちで働いても良いのかな?
掛け持ちすることで得られるメリットや、掛け持ちの際の注意点について知りたい!
本記事では、塾講師と家庭教師の掛け持ち経験のある私が、このような悩みを解決していきたいと思います!
結論から言うと、塾講師と家庭教師の掛け持ちは可能なのですが、いくつかの注意点があります。
これらを守ったうえで行わないと、問題になりかねないので必ず確認しておきましょう。
また、実際に掛け持ちすることで、多くのメリットを得ることが出来ます。
メリットについても具体的に述べているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
掛け持ちする際の注意点
冒頭でも述べた通り、塾講師と家庭教師バイトの掛け持ちは一応可能です。
しかし、掛け持ちを行う上でいくつか気を付けなければならない注意点があります。
その注意点は以下の通りです。
掛け持ちする際の注意点
- 塾・家庭教師会社の規定を確認する
- 働くエリアをずらす
- 個人情報を漏らさない
- 生徒の引き抜きを行わない
それぞれについて以下で詳しく説明していきます。
①:塾・家庭教師会社の規定を確認する
先ほど、塾講師と家庭教師バイトの掛け持ちはできるという風に述べましたが、絶対できるというわけではありません。
家庭教師との掛け持ちを禁止している塾や、塾講師との掛け持ちを禁止している家庭教師会社はいくつか存在します。
特に前者が多いですかね。
恐らく、塾でのノウハウや入試情報を外部に漏らしたくないといった意図があって禁止しているのだと思いますが、掛け持ち禁止のルールがある以上は従うしかありません。
ルールを破って隠れて掛け持ちバイトをすると、バレた時に大変なことになるのでしっかりと規定は確認しておきましょう。
②:働くエリアをずらす
働いている塾と、家庭教師として教えている生徒の自宅はできるだけ離れていた方が良いです。
というか、塾で教えている子供と家庭教師で教えている子供が同じ学校に通っていない方が良いです。
こちらは、私が実際に塾で働き始めるときに言われたのですが、恐らく個人情報漏洩などの問題に発展することを防ぐためでしょう。
また、以下のような事態を防ぐためでもあります。
生徒から「塾辞めるので、家庭教師として教えてほしい」といったお願いをされたら、どう反応してよいのやら、、
トラブルにつながるので、できるだけ控えておきましょう。
③:個人情報を漏らさない
こちらは、別に塾講師と家庭教師を掛け持ちする際以外にも注意しなくてはならないのですが、掛け持ちをする際には要注意です。
連絡先や、住所、電話番号などの個人情報はもちろん、以下のようにテストの結果なども個人情報に当たるので他の生徒に教えるのは言語道断です。
「塾と家庭教師で別だから教えてもバレないでしょ」といった軽い気持ちで教えてしまうと、思わぬところでのトラブルになりかねません。
こういった個人情報の取り扱いには、細心の注意を払うようにしましょう。
④:生徒の引き抜きを行わない
塾から生徒の引き抜きを行う行為も厳禁です。
やっているのがばれたらただじゃ済まないと思います。(笑)
塾を通さずに直接やり取りできるため、お互いにとって料金面からするとwin-winなので、この制度を知るとついついやってしまいたくなるのですが、塾からすればたまったもんじゃありません。
間違いなく、バレたら即クビでしょうね。
掛け持ちするメリット
続いては、塾講師と家庭教師バイトを掛け持ちするメリットについてです。
基本的なメリットは以下の5つになります。
掛け持ちするメリット
- 教えるためのノウハウが身につきやすくなる
- より多くの生徒に触れられる
- 多くの収入が得られる
- 掛け持ちをスムーズに始められる
- バイトに受かりやすい
では、メリットについても一つずつ説明していきますね。
①:教えるためのノウハウが身につきやすくなる
塾講師と家庭教師バイトを掛け持ちするということは、それだけ授業をする回数が増えるといったわけで、その分教えるためのノウハウを身に着ける機会が増えます。
また、塾が持っている独自のノウハウや、家庭教師会社が持っている独自のノウハウを教わることもできるため、より多くの教え方を身に着けることができ、結果として講師としてより成長することが出来ます。
教えるためのノウハウが身に着けば、教えるのがうまくなり、アルバイトがより楽しいものになりますよね。
②:より多くの生徒に触れられる
もちろん、家庭教師と塾講師のバイトを併用すれば、より多くの生徒を教えることになります。
個別指導塾や家庭教師では、生徒ごとに合わせたカリキュラムや教え方を用意しなければならないため、色々なタイプの生徒を教えておくことは、この先バイトを続けていくうえでとても大事になります。
こういった経験値が、教えることの上手さへと繋がっていくのです。
掛け持ちすることで多くの生徒に触れることが出来て、その経験を積みやすくなるため、講師としての腕前が上がりやすくなります。
③:多くの収入が得られる
塾講師や家庭教師バイト単体ですと、働ける時間が限られているため、時給のわりに稼ぎにくいといった難点があります。
例えば、塾講師ですと毎日『14:00~22:00』までの時間でしか働けなかったり、塾が休みの日があって働きたい日に働けなかったりします。
また、家庭教師では生徒一人につき『週1回2時間』とかのところが多いため、時間は比較的自由だけど、1回に働ける時間が少ないといったデメリットがあったりします。
そのため、この二つのバイトを掛け持ちすることで働ける時間の幅が広がりますよね。
塾が休みの日や、休日の午前中に働きたかったら家庭教師を入れる。
一日中空いている日は塾を『14:00~22:00』まで入れる。
といった風に、互いに働ける時間が限られているからこそ、掛け持ちの良さが出てきます。
スケジュール管理をうまく行う必要はありますが、双方時給が高いため、そこまで頑張らずに結構稼げます。
実際に、自分は塾講師と家庭教師を掛け持ちして、扶養ぎりぎりまで稼いでいました。
④:掛け持ちをスムーズに始められる
『塾講師→家庭教師』の場合も、『家庭教師→塾講師』の場合も、もともと講師としてのお仕事をやっていれば、新しく掛け持ちする場合にスムーズに仕事に入ることが出来ます。
メインの業務はどちらも授業となるので、あまり慣れは必要ありません。
実際に自分は、『家庭教師→塾講師』の流れで掛け持ちを開始したのですが、塾講師のバイトはすぐに慣れることが出来ました。
同じような業種で掛け持ちをすると、自分の経験が次に活かせるのでやっててよかったという気分になります。
バイトって初めの方の『慣れ』が一番大変だと思うので、そこを緩和してくれるのは大きいですよね。
⑤:バイトに受かりやすい
すでに家庭教師としてアルバイトをしていて、塾講師との掛け持ちを考えている場合、塾講師のアルバイトに受かりやすくなります。
もちろん、逆も然りです。
こちらは当然かもしれませんが、塾側からしても他の家庭教師会社に受かっていて、指導経験がある人を取らないという選択肢は取りにくいと思います。
実際に私も、塾講師としてのアルバイトを受けに行ったときに、家庭教師として現在働いていることを伝えた後は、ほとんど世間話みたいな感じで面接が終わりました。
もちろん、それだけで合格が決まるわけではありませんが、受かりやすいこと間違いなしなので、ここも掛け持ちをするうえでのメリットという風に言えるでしょう。
まとめ
今回は、塾講師と家庭教師バイトの掛け持ちについて、注意点やメリットをご紹介してきたのですが、いかがだったでしょうか。
基本的に掛け持ちすることは可能ですが、掛け持ちNGの塾や掛け持ちする際の注意点はいくつか存在します。
それらを守ったうえで掛け持ちを行わないと、後々大変な問題になりかねないので、掛け持ちをする際には、必ず本記事で紹介してきた注意点を確認するようにしましょう。
編集者のhitです!