プログラミング

【初心者必見】プログラミング言語の言語別学習優先度・難易度比較

プログラミングに少し興味があるから、勉強してみたい
けど、プログラミングって言ってもなんかたくさん種類があるし、何から勉強したらよいのかわからない。

本記事ではこのような悩みを解決していきます。

初めてのプログラミング学習において、取り組みやすい難易度のものを選ぶことは挫折せずにスキルを身に着けるうえで非常に大切です。
今回は、そんな方向けに私の経験も交えながら、主要なプログラミング言語11と、それぞれの難易度求人数についてご紹介していこうと思います!

この記事でわかること

・それぞれのプログラミング言語について

・言語別の学習難易度

・言語別の求人数

・プログラミング言語の学習優先度

 学習するプログラミング言語の選び方

具体的なプログラミング言語の比較に移る前に、まず学習するプログラミング言語の選び方についてお話ししていこうと思います。

基本的には、以下の3つの基準をもとに選ぶと良いです。

  • 学習難易度
  • 将来像
  • 求人数

以下、より詳しく説明します。

①:学習難易度

勉強を始める前にまず考えなければいけないのが、そのプログラミング言語の難易度です。

ちなみにここでいう難易度とは、プログラミング言語自体の習得難易度もそうですし、学習しやすい環境があるかどうかも加味したものとなっています。

というのも、プログラミングを独学で勉強する際は、主にインターネットを用いてインプットを行い、それをもとに自身でプログラムを作っていくことになるのですが、インターネットにあまり情報がない言語をはじめに勉強してしまうと、参考にできるサイトがなくて心が折れてしまいがちなのです。

なので、学習難易度といった観点からも、初心者の方はよく使われている主要な言語を選ぶことを推奨します。

編集者

この後紹介する ②将来像、③求人数 でも主要な言語を選択することは重要になってくるから覚えておこう!

②:将来像

プログラミング言語と一括りに言っても、それぞれが持っている機能は様々で、使う場面も異なります。

なので、将来何をしたいのか、何をするためにプログラミングを学ぶのかによって言語ごとの学習優先度は変わってきます。

でもこういった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

将来何をしたいかというよりも、なんか将来の役に立ちそうだからプログラミングを勉強したい。

安心してください!こういった方には汎用的にいろいろな分野に応用できる言語や、③で上げる求人数の多い言語がおすすめです。

ぜひこの後の言語別比較を参考にして、取得したい言語を探してみてください。

③:求人数

「プログラミングは今の世の中必須のスキルなんだから、どれか簡単なやつ1つ2つ勉強すれば大丈夫でしょ?」

そう思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、言語ごとに求人の数がかなり異なります。

「趣味としてプログラミングを学習したい!」といった方には関係ないかもしれませんが、ほとんどの人が「将来仕事をする際に使用したい」、「学んだ知識を仕事に生かしたい」と思いますよね。そんな思いがあったとしても、求人数が少ない言語を学習してしまうと、いくらスキルが備わっていようが仕事が全くない、なんて状態が起きかねません。

なので、学習する言語の求人数はしっかりと把握しておきましょう。

ちなみに、今回紹介するプログラミング言語11個の求人数は以下のようになっています。

ランキングプログラミング言語求人数
1位Java6170
2位JavaScript4185
3位php3908
4位python3884
5位Ruby2464
6位Go1708
7位HTML&CSS1672
8位C++1609
9位swift1435
10位C1333
11位R333

上記の表は、2023年1月23日に私がレバティックキャリアで調べた求人数をもとに作成しています。

【初心者向け】難易度・目的別プログラミング言語比較

では、いよいよプログラミング言語の個別比較に移ろうと思います。

紹介する言語は以下の通りです。

  • Java
  • JavaScript
  • php
  • python
  • Ruby
  • Go
  • HTML & CSS
  • C++
  • swift
  • C言語
  • R

この順番で紹介していこうと思います。

編集者

ちなみに、習得難易度は☆1から☆5まであり、星が高いほど難易度も高くなっています!
私の体験談も交えているのでぜひ参考にしてください。

①:Java

求人数1位
習得難易度☆3
主な用途Webアプリ、Webサイト、ゲーム開発、組込みシステム、Androidアプリ

オブジェクト指向型の代表的なプログラミング言語で、かなり汎用性が高く、長い間人気を誇っているプログラミング言語です。

歴史が長いということもあり、インターネット上に情報があふれているので学習環境も整っていると考えられます。

しかし、初心者にしてはやや難易度が高めになっています。

②:JavaScript

求人数2位
習得難易度☆1
主な用途動的なWebデザイン、Androidアプリ              

おもにWebサイトに動きをつけるといった役割を持っており、のちに登場するHTMLやCSSと併せてWebデザインの面で使われることが多い言語です。

ちなみに使用用途はそれだけではなく、ゲームやアプリの開発にも使用されています。

また、開発環境の構築が不要なことや、コードの量が少ないことから習得難易度がそれほど高くないため、初心者としても取り組みやすいプログラミング言語となっています。

③:php

求人数3位
習得難易度☆2
主な用途Webページ作成                       

phpは、掲示板・お問い合わせフォーム・ショッピングカートなどの動的なWebページの生成が必要な様々なアプリケーションで使用されています。

例えば、お問い合わせフォームでユーザーが入力した内容や、ショッピングカートでユーザーが購入した商品の種類や数によって、表示する画面を異なるものにするといった動作を行っています。

習得難易度はそれほど高くないため、初心者にもおすすめできる言語です。

④:python

求人数4位
習得難易度☆2
主な用途AI、機械学習、データ解析                  

pythonは、AI開発や機械学習などに強い言語となっていて、習得難易度もそれほど高くないため、初心者にもおすすめの言語です。

また、それ以外にもWebアプリケーション等にも用いられているため、汎用性が高い言語となっています。

さらに、最近需要が高まっているので、求人数も多くいろいろな分野で用いることが出来る言語です。

⑤:Ruby

求人数5位
習得難易度☆2
主な用途Webサービス、Webアプリケーション             

主にクックパッドやクラウドワークス、食べログなどで使われているようで、比較的汎用性の高い言語の一つとなっています。

また、実はこの言語、日本人によって開発されているため、インターネットに日本語の記事が多く学習のしやすさも高いといえます。

さらに、フレームワークである「Ruby on Rails」を利用すれば、効率的にWebサービスを開発することが出来るので、初心者にもおすすめとなっています。

⑥:Go

求人数6位
習得難易度☆2
主な用途Webサーバ、Webアプリ                    

Goは、Googleが開発したプログラミング言語で、Webサービスの開発やサーバの構築に使用されています。

実は、私たちが日常的によく使うYouTubeやメルカリ、ぐるなびなんかでも利用されています。

また、Goは並行処理に優れており、高速かつ軽量なので、複数人でのコーディングが行いやすく「規模の大きいシステム開発に最適な言語」とも言われています。

⑦:HTML & CSS

求人数7位
習得難易度☆1
主な用途Webページ作成、Webデザイン                 

HTMLとCSSは併せて使用することが多く、よく一緒に説明されるため、まとめてしまっています。

まずHTMLですが、HTMLとはWebページを作成するための言語のことです。
例えば、文字や表、画像、リンクなどのWebページに必要な要素を任意の位置に配置することが可能です。

しかし、それだけでは文字や表がただ配置されただけの質素なWebページになってしまいます。
そこで使用するのがCSSです。

CSSとは、主にWebページのデザインを変更するために使用する言語です。
これを使うことで、文字の色を変更したり、フォントサイズを変更したりといったデザインの部分を変更することが出来ます。

⑧:C++

求人数8位
習得難易度☆5
主な用途組み込み系システム                      

C++は、後ほど紹介するC言語を拡張して開発されたプログラミング言語です。

C言語と比較するとコードが短いため、コードの記述は多少楽にはなっていますが、オブジェクト指向に対する理解も必要となるため、C言語を学んだあとでも苦戦するような言語にはなっています。

実際私もC言語を学んだあとにC++の勉強をしたのですが、正直新しい要素が多くて頭が混乱したのを覚えています。なので、「同じような言語だから、どちらか覚えればもう片方も大丈夫でしょ?」なんてことは思わない方がよいと思います、、

⑨:swift

求人数9位
習得難易度☆3
主な用途iOS向けのアプリ                        

2014年にApple社が発表したプログラミング言語で、iOS向けのアプリを作る際に使用されています。
実際に現在私たちが使っているアプリも、ほとんどがこのswiftを使用して作られています。

私も、大学の授業で使用したことがあるのですが、新しく登場した言語にもかかわらず多くの情報がインターネット上に出回っていたので、学習環境は割と整っていると思いました。

また、フリーランスの求人数は年々増加傾向にあるので、将来性が高いというのもswiftの利点になっています。

⑩:C言語

求人数10位
習得難易度☆5
主な用途OS開発、ハードウェアの制御                  

C言語は非常に歴史の長い言語になっているので、インターネット上の資料は豊富にあり、学習環境も整っているのですが、文法が複雑なため習得難易度は高いとされています。

しかし、いろいろな言語のもととなっている言語ですので、ある程度習得してしまえばほかの言語にもその知識が生かせるというのがC言語を学習するメリットだと思います。

実際に、情報系の大学では、まず最初にC言語を勉強する場合が多いのでそれもこう言った理由からではないでしょうか。

もちろん、私自身も一番初めに出会ったのはC言語で、これをはじめにやったので他の言語が比較的優しく感じられました。

ただ、独学で0から学ぶのには相当な精神力が必要なので、簡単なものから徐々に始めたいといった方はやめておいた方がよいと思います。

⑪:R

求人数11位
習得難易度☆4
主な用途AI、機械学習、データ解析                    

Rは主に、統計計算やデータのグラフ化の面で使用されることが多い言語になっています。

また、pythonと似たようなことが出来るのでよく比較されるのですが、汎用性はpythonのほうが高く、Rはアプリケーション等の作成を行うことが出来ません。
さらに、学習難易度もRのほうが高いため、初心者の方はpythonから勉強することをお勧めします。

しかし、裏を返すとRを勉強しているとプログラマとしての希少性が増すので、習得すれば仕事の幅は広がるといった言語になっています。

【結論】学習優先度・学習順序

では、最後にプログラミング言語のおすすめ学習順序をご紹介していこうと思います。
しかし、おすすめプログラミングの学習順序と言えど、将来的にどうなりたいかによって学ぶべき言語は変わってきますよね。
ここでは、以下の三つの場合に分けておすすめの言語を紹介していきたいと思います。

  • Webサイト・Webアプリの作成を行いたい人
  • スマホアプリの作成を行いたい人
  • 将来像は明確ではないけれどとりあえずプログラミング言語を学んでみたい人

①:Webサイト・Webアプリの作成を行いたい人

WebサイトやWebアプリの作成を行いたい人に向けたおすすめ学習順序は以下の通りです。

学習順序

①HTML&CSS

②JavaScript

③PHP

④MySQL

まず、HTML&CSSを学んで簡単なWebサイトを作成できるようになりましょう。
その後、JavaScript・PHPを学んでサイトに動きをつけて、最後にMySQLを使えるようになれば一人で一人前のWebアプリやWebサイトを作成することが出来ます。

正直簡単なWebサイトでしたら、HTML&CSSのみの知識で作ることが出来るので、まず①のみを学んでその後自分のサイトを作ってみるといったことをおすすめします。
その後で、JavaScriptやPHPを学んでそのサイトをより良いものに仕上げていくのが良いでしょう。

②:スマホアプリの作成を行いたい人

スマホアプリと一概に言っても、AndroidアプリとiPhoneアプリの二種類があり、それぞれで使用する言語が異なるので注意が必要です。

もし、Androidアプリを作成したいのであればJava、iPhoneアプリを作成したいのであればswiftをおすすめします。
スマホアプリのみを作りたいと考えているのであれば、このような言語をまずある程度学んで自分でアプリを作ってみましょう。

③:将来像は明確ではないけれどとりあえずプログラミング言語を学んでみたい人

このような方ももしかしたら結構いるんじゃないでしょうか。
特に「大学で少しプログラミング言語を触ってみて興味がわいた」という方に多いイメージです。
ということで、こういった方におすすめの言語は以下の通りです。

おすすめ言語

  • Python(AI・機械学習・その他色々)
  • Java(色々できる)
  • HTML&CSS(Webサイト作成)

とりあえず上記三つのうち興味のありそうな分野のものをどれか一つだけ学んでもらえれば大丈夫です。
この三つすべてを一気に学ぶ必要はありません。

なんとなくAI等に興味があるならばPython、WebデザインなどのWebサイトの作成に興味があるのならばHTML&CSSです。
Javaは色々なことが出来るので学んでおいて損はないのですが、他の二つの言語と比べると難易度が高いので挫折してしまいそうな方はやめた方がいいかもしれないです。
しかし、「絶対にプログラミングスキルを身に着けて将来活用するぞ!」といった強い意志を持った方にはおすすめですね。

無難な選択肢は『Python』or『HTML&CSS』といった感じでしょうか。

 まとめ

今回は、プログラミング言語11選ということで、現在主に使われているプログラミング言語をいくつか紹介しました。

いかがだったでしょうか。

もちろん、今回紹介したものの他にも世の中にはさまざまなプログラミング言語が存在しており、1年後2年後にはまた新しい言語が登場していることでしょう。

自分の興味のある言語が見つかったら実践あるのみです!
様々な言語に触れて、皆さんも一緒に立派なプログラマになりましょう。

以上、学習する言語選びの参考にしていただければ幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。

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