本記事では、python入門ということで、pythonで扱う変数やprint文、コメントアウトについてその意味や使い方を説明していこうと思います。
python始めたばかりで「何から勉強してよいかわからない」、「pythonの超基本的な知識を得たい」という方にお勧めの記事となっているので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
また、pythonをまだインストールしていないという方は以下の記事を参考にしてインストールしてみてください。
この記事でわかること
- print文の使い方
- 変数とは何か
- 変数の使い方
- コメントアウトの使い方
目次
print文について
まず初めに、プログラミングを学ぶ上では欠かせないprint文の使い方についてご紹介していこうと思います。
知識0の状態でも理解できるような内容になっているので、ぜひご覧ください。
print文とは?
print文とは、ほとんどすべてのプログラミング言語で用いられる関数のことで、ある文字や数値を表示する役割を担っています。
計算結果を表示したり、単純に文字の羅列を表示したり使用方法は様々で、よく使われる関数の一つとなっています。
言葉のみではわかりにくいので実際にコードを見て使い方を確かめていきましょう。
print文の使い方
<input>
print(1)
print('a')
<output>
1
a
こんな感じです。
プログラムはいたってシンプルなので、説明は特にいらないと思いますが、print文では()の中のものをそのまま出力することが出来ます。
また、数値を出力した場合は『''』は不要で、文字を出力したい場合は『''』は必要なので覚えておきましょう。
print文の応用例
<input>
print('a', 'b')
print('###\',\'によって文字列を分割する')
print('a', 'b', sep=',')
print('a', 'b', 'c', sep=',')
print('###文字列の最後を.にして改行')
print('a', 'b', sep=',', end='.\n')
<output>
a b
###','によって文字列を分割する
a,b
a,b,c
###文字列の最後を.にして改行
a,b.
続いては、print文を用いた少し応用的な例です。
ほとんどはコードを見てもらえればよいと思うのですが、まずコードの二行目でprint文の中に『''』が入っていると思います。
こちらはそのままにしておくと、最初の『’』から『’』までをプリントの中身だと認識してしまうので期待通りの結果が得られません。
print文の中で『’’』を使用したい場合には、前に『\』を付け加えるようにしましょう。
次に、print文では『sep』という名前の引数を設定することで文字同士を区切るための区切り文字を指定できます。
また、『end』という名前の引数を設定することで、文字列の最後の文字を決めることが出来ます。
ちなみに、endのところにある『\n』というものは改行を行うためのものです。
変数について
続いては、変数に関する説明です。
変数という言葉自体は、プログラミング経験のない人でも聞きなじみはあると思うのですが、具体的な使い方なども併せてみていきましょう。
変数とは?
変数という言葉自体は聞いたことある方が多い、というかほとんどの方が聞いたことあると思います。
よく学生時代耳にしましたよね。
そんな変数ですが、実はプログラミングの世界ではどの言語でもこの変数というものは使用されるのです。
では、いったい変数って何なのかというと、数学の世界での変数と同じで、何か値を代入することが出来る可変文字のことです。
可変文字とは漢字の通り、変わることのできる文字のことですね。
言葉だけ眺めていてもイメージが湧かないと思うので、実際にコードを見て確認していきましょう。
変数の使い方
<input>
a = 1
b = 2
c = 'python'
print(a)
print(b)
print(c)
a = 3
print(a + b)
<output>
1
2
python
5
まず、変数の基本的な使い方についてです。
変数には好きな値を代入することができて、変数同士の演算なども可能です。
また、変数には数字を入れなければいけないといったルールも特にないため、コード内の変数『c』のように文字列を代入することもできます。ちなみに、文字を扱う場合は『’』を使わないとエラーが出るので注意しましょう。
ここで変数の名前についてなのですが、以下のように先頭に数字をつけて宣言するとエラーが出てしまうため、注意するようにしましょう。
##エラー発生##
1a = 1
変数の型
すべての変数には、『型』というものが存在します。
整数が入っている変数は『整数型』、文字が入っている変数は『文字列型』といった感じです。
先ほどのコードでいうとaとbが整数型、cが文字列型ですね。
ちなみに、プログラミングの世界ではこの型を英語でかっこよく読むのが一般的でして、
整数型は、整数(integer)より、『int型』。文字列型は、文字列(string)より、『string型』と呼んだりしています。
では、なんとなく型についてイメージがつかめたところで、コードの方を見てみましょう。
<input>
a = 1
b = '1'
c = 'python'
# それぞれの型確認
print(a, type(a))
print(c, type(c))
# 型が異なる変数を代入
a = c
print(a, type(a))
print(b, type(b))
# bをint型に変換して代入
new_b = int(b)
print(new_b, type(new_b))
<output>
1 <class 'int'>
python <class 'str'>
python <class 'str'>
1 <class 'str'>
1 <class 'int'>
今回は、print文にtype()という関数を追加して、各変数の型を表示させています。
コードの中でもいくつか重要な箇所に触れると、まず9行目で異なる型に変数を代入していますよね。
これエラーが起きそうなんですが、実は全く問題なくて、cの値をそのままaに代入できるようになっています。
また、数字は『int型』でも『string型』でも扱うことが出来て、途中で型の変換なんかも行うことが出来ます。
さらに、以下のような感じで型を明記することもできます。
a: int = 1
b: string = '1'
しかし、正直別に意味はないので、使う機会はあまりないと思います。
変数の型が瞬時に判断できるようになるくらいですね。
コメントアウトについて
Pythonやその他のプログラミング言語では、他の人がコードを見ても理解できるようにコードの説明をコード内に書くことが出来ます。
# aはint型です
a: int = 1
# bはstring型です
b: string = '1'
上記コードの『aはint型です』や『bはstring型です』の部分のことですね。
これらをプログラムのコメントと呼びます。
aはint型です
a: int = 1
bはstring型です
b: string = '1'
また、コメントをこのように書いてしまうとエラーが起きてしまいます。
コンピュータはコメントをコメントだと認識してくれないので、他のコードと同様に呼んでしまい解読不能となってしまうのです。
そのため、コメントを書くときは先頭に『#』をつけて「この部分はコメントだよ」ということをコンピュータに知らせてあげないといけません。この作業のことをコメントアウトと言ったりします。
コメントアウトは、コードを見やすくするうえで必要事項なのでやり方をよく覚えておきましょう。
まとめ
今回は、Pythonの基礎としてprint文、変数、コメントアウトについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
これらは必ずこの先Pythonを勉強していくうえでたくさん登場することになります。
そんな時、「これ何だっけ?」と思ったらこの記事の存在を思い出してみてください。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。